女性であれば誰でも、脱毛やムダ毛処理をしたことがあるでしょう。
最近は「自己処理よりも肌の負担が少ないから」という理由から、サロンやクリニックで脱毛をしてもらう人も多くなってきましたね。
確かにサロンやクリニックでの脱毛はプロが行うこともあり、「簡単で確実」な方法として知られています。
そんなサロンやクリニックでの脱毛なら、トラブルなんて起こるはずがないと思っていませんか?
自己処理よりはトラブルは少ないにしろ、脱毛というのは少なからず肌に負担がかかるもの。
サロンやクリニックでの脱毛のあと、かゆみを感じる人は意外と多いのです。
ここでは、脱毛後のかゆみの中でも特に多くの人が感じていた、vラインの脱毛後のかゆみの原因と対策法をご紹介したいと思います。
vラインのかゆみは毛が伸びてくることが原因
脱毛後にかゆみを感じることは、決して珍しいことではありません。
中でも、vラインやデリケートゾーン(VIO)の脱毛後にかゆみを感じる人が多いのだとか。
それは一体なぜなのでしょうか。
考えられる理由は1つではないのですが、主な理由としては「毛が生えてくる」ことがあげられます。
脱毛したのに毛が生えてくるの?と、不思議に感じた人もいるかもしれませんね。
毛には周期があるので、1回の脱毛ですべての毛がなくなることなどありません。
何度か脱毛を繰り返すことによって、徐々に毛が生えてこなくなるのです。
これはvラインやデリケートゾーンに限ってではありませんが、サロンやクリニックで脱毛をする場合、施術を受ける前に必ず自分でシェービングをしなければなりません。
レーザーや光脱毛は、黒色(メラニン)の色素に反応して、そこにピンポイントで熱を当てていきます。
このとき、皮膚の表面に毛が生えていたらどうでしょう。
毛の色は黒色ですから、レーザーの熱は毛そのものにも反応してしまい、肌が火傷してしまう恐れも。
火傷を防ぐためにも、脱毛前のシェービングは必須なのですね。脱毛をしたその日は、毛がないのでツルツルとしていることでしょう。
しかし、そのツルツルは長くは続きません。
翌日には自己処理でシェービングした毛が少しずつ伸びてきて、チクチクとしたかゆみをもたらしてしまうのです。
カミソリで処理した毛は真横にカットされているため、生えてくる毛の先端はとがっています。
このとがった先端が皮膚や下着などを指すことにより刺激が生じ、かゆみとなるのです。
vラインの脱毛後にかゆみを感じるのは、多くがこの「毛が伸びてくること」によるものだと思って良いでしょう。
この場合のかゆみは、脱毛後(正確にはシェービング後)2~3日ほどはひどいのですが、毛が伸びてくることによって徐々に治まっていきますよ。
脱毛前のケアはどの部位でも同じように行うのですが、かゆみは圧倒的に「vライン」や「デリケートゾーン」に集中して現れることが多いです。
それはなぜなのでしょうか。
やはり、毛が密集していることや生えてくる毛が太くて固いこと、そして粘膜などの敏感な部分が近いことなどがあげられます。
刺激を受け取りやすく、蒸れやすいというのもかゆみが出る理由の1つと言えそうです。
vラインにかゆみが出たときは保湿と衣服を見直そう
脱毛後にかゆみが出たからといって、欲望のままにかいてしまうのは絶対にNG。
肌を傷つけ、余計にかゆみを引き起こしてしまうかもしれません。
かゆみが強く出てしまう原因の1つは、乾燥してバリア機能が低下していることがあります。
脱毛後の肌は、誰であっても水分が失われて乾燥しているもの。施術後に保湿をしてくれるでしょうが、それだけで十分だと思っていませんか?
保湿効果というのは長くは続かないので、施術後の保湿だけでは不十分。自宅でも念入りに保湿を行いましょう。
顔用の化粧水やクリームでも良いのですが、非常にデリケートな部分に使用するわけですから、低刺激のものがいいですね。
脱毛後は軽い火傷のような状態になっていますから、炎症を抑える成分が入ったものもおすすめですよ!
化粧水で水分をたっぷりと与え、辛いかゆみを少しでも軽減していきましょう。
また、かゆみ対策として掻かせないのが衣服の選び方です。特に重要なのが下着なのですが、締め付けのきついものを着用していませんか?
デザイン性で選びたい気持ちも分かりますが、脱毛後はゆったりとしたもの、そして通気性に優れたものを選びましょう。
蒸れによってもかゆみは出てきますから、下着の選び方はとても大切なことですよ。
まとめ
脱毛後のかゆみは、脱毛後のトラブルとしては比較的多くの人が経験していることでもあります。
たいていの場合は、2~3日もすればかゆみは自然と治まってくるでしょう。
かゆみに負けてかいてしまうと肌が傷つき、取り返しのつかないことにもなりかねません。
適切なケアをして、できるだけかゆみを感じずにすむようにしたいですね。