近年、日本でもブームになりつつあるワックス脱毛。興味があるという人も多いのではないでしょうか。
ワックス脱毛というと、「痛そう」「肌に負担がかかりそう」など、マイナスのイメージがあることも事実。実際、これらのイメージによってワックス脱毛をすることをためらっている人もいますよね。
さて、そんなワックス脱毛ですが、イメージばかりが一人歩きしていて、詳しくは分からないという人も多いはず。
そもそもワックス脱毛には、「ソフトワックス」と「ハードワックス」の2種類があることをご存じでしょうか。
ここでは、そんなワックス脱毛の基本でもあるソフトとハードの違いについて、紹介していきます。ワックス脱毛の素朴な疑問を、解決していきましょう。
ソフトワックスの特徴やメリット・デメリット
まずはソフトワックスから。ソフトワックスは温め不要で使いやすいことから、セルフ脱毛にもよく用いられています。
通販などで売られている自宅用のワックス脱毛のほとんどは、ソフトワックスなんですよ。
実は、ソフトワックスには「水性タイプ」と「油性タイプ」の2種類があります。それぞれ、見ていきましょう。
ソフトワックス(水性)
- シュガーやハニーが原料であり、食べられるほど安全
- 初心者でも使いやすい
- 残ったワックスは水で落とせる
ソフトワックス(油性)
- 松ヤニを原料にしているものが多い
- 粘着力が強い
- 服に着くと落ちない
粘着力が強いのは油性のソフトワックスですが、初心者にも扱いやすいのは水性のソフトワックスだといえます。
全体の特徴としては、ワックスを塗ったあとにペーパーで押さえ、そのペーパーを剥がすということ。これは、サロンでもセルフでも同じです。
ソフトワックスのメリット | ソフトワックスのデメリット |
---|---|
低刺激である | 毛を1cm以上伸ばしておかないといけない |
痛みが少ない | 粘着力はそこそこなので、短い毛は抜けない |
温め不要で簡単 | |
失敗しても水で流せる |
などがあります。ソフトワックスはハードワックスよりも脱毛力が弱いので、太い毛には不向き。そのため、適している部位は腕、足、おなか、せなかなどの広範囲の部位になります。
ハードワックスの特徴やメリット、デメリット
では続いて、ハードワックスを紹介していきます。ハードワックスの特徴は、なんといっても脱毛力が高いこと。
ソフトワックスでは捉えきれなかった、短い毛や太い毛もしっかりと絡めることができます。そのため、もみあげや眉毛の脱毛にもOK。
ハードワックスには固形タイプとオイルタイプ(リキッド)があるのですが、固形タイプの方が多いですね。
自宅で行う場合には、電子レンジで温めなくてはなりません。そのため、使うときはちょっと面倒ですね。カチコチの固いままでは使えませんが、温めてトロトロにしてしまうとかなりの高温に。
そのまま使うとヤケドしてしまうので、温めたあとは適温まで冷まさなくてはなりません。すぐに固まってしまうので、慣れるまでは扱いは難しいですね。
初心者でなくても、素人が扱うのは難しいので、ハードワックス希望の人はサロンへ行くことをおすすめします。
また、ハードワックスはシートを使いません。
ワックスが固まることを利用して、そのワックスを剥がすことで脱毛をしていきます。
ハードワックスのメリット | ハードワックスのデメリット |
---|---|
2mmくらいの毛でもOK | 温める手間がかかる |
脱毛力が強い | 取り扱いが難しい |
実はソフトよりも肌にやさしい | 失敗するリスクがある |
などがあります。ハードワックスのほうが肌に負担がかかるような気がしますが、実はその逆。
ハードワックスは肌に吸着されることがないので、必要以上に皮膚を剥がしてしまう恐れがありません。
ワックス脱毛のメリットに「角質を剥がして肌がつるつるになる」というものがありますが、角質は取りすぎてしまうと肌トラブルの原因に。
ハードワックスならば皮膚を剥がすことがないので、むしろ敏感肌の人におすすめなのがハードワックスなんですよ。
ただし、ハードワックスは何度も言いますが取り扱いが難しいもの。間違った使い方をすると肌トラブルの原因になりかねませんので、できることならサロンでプロの方に施術してもらうようにしましょうね。
ハードワックスは脱毛力が強いため、どんな毛でもお手のもの。身体の中でも太くて濃い毛が生えている、ワキ毛や鼻毛のほか、アンダーヘアの脱毛にも適しています。
まとめ
ワックス脱毛のうち、ソフトワックスとハードワックスの違いについて紹介しました。一見同じワックス脱毛ではありますが、その性質や特徴、得意とする部位は異なるもの。
まずは両者の特徴をしっかりと理解し、自分がどこをどのように脱毛したいのか?をまとめておくといいですね。
納得のいく結果が出せるよう、ワックス選びは間違えないようにしてください。
ワックス脱毛はサロンで行うこともできますが、セルフでも行うことができるもの。使い方を間違えないように、慣れるまでは狭い範囲の脱毛から行っていくようにしましょうね。