今生えている毛をきれいになくすことができるおすすめアイテム、脱毛クリーム。
塗って時間をおいて流すだけで、生えていた毛がきれいさっぱりなくなるなんて凄いですよね。きれいを追求する女性にとって、見逃せないアイテムだといえます。
ところで、みなさんは脱毛クリームにどのようなイメージを持っていますか?
だいたいですが、このような感じではないでしょうか。確かに脱毛クリームは、生えている毛をなくすことができます。
しかし、脱毛クリームに「脱毛効果」はありません。
脱毛というのは、毛の成長を止めたり毛を生えなくする効果のこと。残念ながら、脱毛クリームに毛を生えにくくする効果はないのです。
あくまでも、今ある毛をなくすのが脱毛クリームであり、効果だけを見るならカミソリで剃ることと大差はありません。
同じように、ムダ毛が気になるときに使うアイテムに「抑毛クリーム」「抑毛ローション」などと呼ばれるものがあります。
抑毛クリーム、抑毛ローションとはどのようなアイテムなのでしょうか。脱毛クリームとの違いや、抑毛効果を発揮する成分などについてご紹介していきます。
脱毛クリームと抑毛クリームの違い
脱毛クリームと抑毛クリームは響きは似ていますが、根本的にはまったくの別物。
脱毛クリーム | 抑毛クリーム |
---|---|
今生えている毛を瞬間的になくす | 今ある毛をすぐになくすことはできない |
アルカリ性の成分で毛のタンパク質を分解 | 毛の生えるスピードを遅くすることができる |
生えている毛にしか脱毛クリームは作用しない | 使い続けることで、徐々に毛を細く目立たなくしていく |
比較してみるとわかりますが、抑毛クリームはあくまでも毛を生えにくくして目立たなくするだけなので、完全にムダ毛をなくすことはできません。
使うのをやめると、また元通り毛は生えるようになってしまうでしょう。
今見えている毛をなくしたいなら脱毛クリーム、これからのお手入れを楽にしたいのなら抑毛クリームがおすすめです。
抑毛クリームやローションの抑毛成分
脱毛クリームの有効成分は、チオグリコール酸カルシウムというアルカリ性の成分。チオグリコール酸カルシウムの働きによって、毛を溶かすことができています。
では、抑毛クリームやローションの有効成分とは、一体何なのでしょうか。抑毛クリーム、ローションの抑毛成分として有名なのは、イソフラボンです。
なぜイソフラボンで抑毛効果が得られる?
イソフラボンという言葉は、みなさんも聞いたことがありますよね?大豆製品に含まれている、女性に嬉しい働きをたくさん持っているものです。
なぜイソフラボンで抑毛効果が得られるのか?気になりますよね。それはずばり、イソフラボンが女性ホルモンと同じような働きをするから。
同じ女性であっても、世の中にはムダ毛の薄い人もいれば、男性にも負けないような剛毛の人もいます。
同じ女性なのに、なぜこのような差が出てしまうのでしょう。一概にこうだとは言えませんが、これには男性ホルモンの分泌量が大きく関係しているのだとか。
女性も、男性ホルモンは分泌されているんですよ。
男性ホルモンが優位になってしまっている人、女性ホルモンの分泌が少なめの人は、どうしてもムダ毛が増えてしまいます。そこで登場するのがイソフラボン。
イソフラボンを補ってあげることで、女性ホルモンと似た働きを補うことができる、というわけ。
イソフラボンによって男性ホルモンを抑えてあげれば、ムダ毛も薄くなっていきますよ。これが、抑毛クリームやローションの抑毛効果です。
高い抑毛効果を得たいのなら、イソフラボンの含有量にも注目して商品を選ぶようにしてください。
抑毛クリームやローションの効果的な使い方
抑毛クリームやローションには、その場でムダ毛をなくす力はありません。そのため、即効性を求める人には不向きだといえます。
また、「抑毛クリームを使っているけどいつまでも効果を感じられない」なんて人もいるかもしれません。
実は、抑毛クリームやローションの効果というのはかなりゆっくり現れてきます。効果が出るまでに、2ヶ月や3ヶ月以上かかることも珍しくはありません。
毛には毛周期と呼ばれる成長サイクルがあるので、これは仕方がないことですね。まずは3ヶ月、根気よく続けてみましょう。
数日使ったくらいで効果は出ませんので、そのことは頭に入れておいてくださいね。
また、抑毛クリームやローションの効果を最大限に活かしたいのなら、脱毛クリームのあとに使うことがおすすめ。
ムダ毛処理の方法にはいろいろなものがありますが、手軽だからという理由でカミソリを使っていませんか?
カミソリは肌にダメージを与え、摩擦による色素沈着の原因にもなります。
摩擦というダメージが蓄積された皮膚は、そのダメージから肌を守るために毛を濃くする傾向にあるのだとか。
毛がリンパや動脈のあるところに生えているのは、それらを守るためなのです。
脱毛クリームはカミソリのように肌に摩擦を与えることはありませんから、自己処理の中ではもっとも肌にやさしいもの。肌へのダメージが少ない分、高い抑毛効果を得ることができるでしょう。
抑毛クリームやローションには保湿成分も含まれているので、脱毛クリームのアフターケアに使うこともおすすめです。
まとめ!2つは似ているようで効果もまったく違うもの
脱毛クリームと抑毛クリームは、似たイメージがありますが効果はまったく違うもの。
目的に応じて使う商品を選ぶことが大切です。抑毛効果のあるアイテムは、ローションタイプが一番多いよう。
使い続けないと効果はありませんので、根気よく続けていきましょう。