体調不良というのは、いつどんなタイミングで訪れるか分かりません。女性の場合は、生理という毎月のリズムも関係してきますから、なおさらでしょう。
季節によっては風邪やインフルエンザなどの感染症にかかってしまうこともあるかもしれません。
特に小さいお子さんがいたりすると、余計に体調を崩しやすいといえます。では、脱毛の予約をした日に急に体調が悪くなってしまったら、あなたはどうしますか?
高熱が出れば泣く泣くキャンセルするでしょうが、
くらいだとしたらどうでしょう。もしも予約がなかなか取れない人気サロンだとしたら、なおさら考えてしまいますよね。
しかし、体調不良のときに脱毛をすることには多くのデメリットがあります。ここでは、そんなデメリットを中心にお話ししていきましょう。
体調不良のときは免疫が低下している
あまり自覚はないかもしれませんが、体調を崩しているときというのは免疫が低下しています。免疫機能は目に見えるものではないため、いまいち実感はないかもしれませんね。
そして、免疫の低下しているときは肌も敏感になっています。これは肌本来が持つバリア機能なので、自分の意思でどうこうすることはできません。
少しでも刺激となるものを排除しようとしているのです。
クリニックで行われるレーザー脱毛や、サロンで行われるフラッシュ脱毛というのは、黒色色素に反応するレーザーを肌に当てています。
メラニン色素(毛根)にダイレクトに攻撃し、毛根のみを破壊していくのです。むりやり毛を引っこ抜くわけではないので、毛抜きで抜くよりは肌を傷つけることはありません。
肌を傷つけないということも、脱毛をする女性のが増えている理由なのでしょう。
肌にやさしいとはいうものの、まったくダメージがないというわけではありません。レーザーやフラッシュは高熱ですから、肌が軽いヤケド状態になることも。
脱毛のあとに肌が赤くなったり、かゆみを伴うことがあるでしょう?
これらのトラブルは一時的なものですが、これは肌が脱毛時のダメージを受けてしまったということ。
健康な状態でもこのようなトラブルの報告があるわけですから、体調を崩して免疫が低下しているときならどうなるか分かりません。
もしも体調不良を隠して脱毛をして、何かひどいトラブルが起こってしまったときは自己責任となります。
脱毛と薬は相性の悪いものもある?
体調不良のときに肌トラブルが起こることもそうですが、体調が悪くて薬を飲んでいる場合はさらに注意が必要です。
基本的に、脱毛は健康なときに行うもの。薬を飲んでいる人は受けるべきではありません。
特にサロンの脱毛の場合、カウンセリングのときに病気の有無や薬の服用などについてくわしく聞かれているはずです。
持病がなくても、脱毛の当日に薬を飲んでいるのならキャンセルしたほうがいいでしょう。なぜなら、薬の中には脱毛と相性の悪いものもあるのです。
脱毛のレーザーやフラッシュが過剰に反応してしまったり、肌トラブルが強く出てしまうことも。何が起こるか分からないからこそ、やるべきではありません。
脱毛をする理由はなんですか?
人によって違いはあるかもしれませんが、やはり「きれいになりたい」という気持ちがあるのではないでしょうか。
しかし、体調不良のときに無理をして脱毛をすると、いいことなんてありません。赤みやかゆみの他、最悪の場合はケロイドなどができてしまうこともあるんですよ。
ムダ毛がなくなっても、肌が汚くなってしまったのでは意味がありません。体調を第一に、脱毛をしてくださいね。
サロンによってはキャンセル料の発生するところもありますが、ひどい肌トラブルが起こるリスクを考えたら、キャンセル料など安いものではないでしょうか。
脱毛施術後に体調不良になることもある?
実は、脱毛を受けたあとに体調不良になってしまうというケースもあります。
そんなに珍しいものではありませんが、もしもなってしまったときに慌てずにすむよう、知識だけは入れておいて損はないでしょう。
脱毛後に体調不良になってしまうのは、レーザーによって毛穴の発毛組織を破壊し、代謝や発汗作用に影響を及ぼしているからだそう。
脱毛したあとに、汗が増えたなどと感じたことはありませんか?
やはり普通なら毛が生えてくるところを破壊するわけですから、それなりの影響が出るのは仕方がないのかもしれませんね。
とはいえ、体調をしっかりと整えていけば、体調不良になることなどほとんどありませんので安心してください。
まとめ
体調不良になってしまったときは、無理をせずに脱毛の予定は見送ることが無難です。
もしもインフルエンザなどの感染症だったら回りの人に移してしまうかもしれませんし、肌トラブルなども起こりやすくなります。
自分のためであるのはもちろんですが、回りの人のことまで考えてあげられるといいですね。
大人としてのマナーやモラルをもって、みんなが気持ちよく脱毛を受けられるようにしていきましょう。