子供脱毛はなぜ危険?子供脱毛のリスクについて

    子供脱毛はなぜ危険?子供脱毛のリスクについて最近、テレビや雑誌などのメディアで「子供脱毛」が取り上げられることも多くなりました。数年前では考えられなかったことですが、今は小学生や中学生でも脱毛をしている子も少なくないようです。

    ムダ毛が多いことが原因でイジメにあうなんて話も聞きますから、子供脱毛は決して他人事ではないのだと言えるでしょう。

    しかし、安易な考えで子供脱毛をする!と決めてしまっていいのでしょうか。

    大人の肌でさえトラブルが起こる可能性があるのですから、子供の肌ならなおさら心配ですよね。子供脱毛に関しては様々な意見があり、賛否両論といったところです。

    もちろん、「子供脱毛は積極的に行うべき」という人もいれば、「危険だから子供脱毛はするべきではない」という人も…。

    なぜ、子供脱毛は危険だと言われるのでしょうか。ここでは、子供脱毛のリスクについて紹介していきたいと思います。

    目次

    子供の肌は大人よりもデリケートなんです!

    子供脱毛をしようかな?と検討しているのなら、まず覚えておいてほしいことがあります。

    それはずばり、「子供の肌は大人よりもデリケートである」ということ。

    私たちの肌には、潤いを保ったり外的刺激から肌を守る役割のある、角質層があります。角質層のバリア機能によって、肌は健康な状態に保たれているのです。

    大人でも、敏感肌の人やアトピー体質の人などは角質層が一般の人と比べて角質層が薄め。角質層が薄いため、様々な肌トラブルが起こってしまうんですね。

    では、子供の肌はどうなのでしょうか。

    実は、子供の肌の角質層は、大人の約2分の1~3分の1ほど。大人よりも角質層が薄いので、大人よりもトラブルが起こりやすいことは言うまでもありませんね。

    大人であれば何ともない脱毛も、子供の肌ではヤケドや炎症などのトラブルが起こる可能性が高いのです。

    子供脱毛をするべきではない派の理由とは?

    まずここでは、子供脱毛はするべきではない!という派の人たちの、その理由を見てみましょう。

    1. 子供脱毛は効果が出にくい
    2. 成長によって再びムダ毛が生えてくる
    3. 日焼けによる悪影響を受けやすい

    主なものとしては、この3つがあげられます。1つずつ見ていきましょう。

    子供脱毛は効果が出にくい

    一般的なサロンでの脱毛は、今生えている毛の毛根(メラニン)に働きかけるもの。毛根にアプローチをかけることで、生えている毛を抜いていくのです。

    こうすると、ダメージを受けた毛はするりと抜けていきますが、それだけですべての毛がなくなることはありません。

    毛には周期があり、今表面に見えている毛は全体のわずか20%ほどでしかないのです。子供の場合は、これから大きくなるに伴って毛根の数が増えることも十分考えられます。

    また、痛みを抑えるために光脱毛の出力を弱めてしまうと、ほとんど毛根にダメージを与えられない、なんてことも。このような理由から、子供脱毛は効果が出にくいためやってもムダだと考える人もいるようです。

    成長によって再びムダ毛が生えてくる

    女の子の場合は、生理の開始とともに身体も心も変わってくるもの。これは、女性ホルモンの影響を強く受けるようになるためです。

    妊娠や出産という女性ならではのライフイベントに備え、身体が準備を始め出すのです。

    実はムダ毛とホルモンは切っても切り離せない関係にあり、ムダ毛が濃くなるのはホルモンの影響によるもの。これは仕方がないことでもあります。

    あまり早いうちから脱毛をすると、そのときはきれいにムダ毛がなくなっても、生理の開始やホルモンバランスによって再びムダ毛が生えてきてしまうことは十分に考えられること。

    「せっかく脱毛したのに…」とがっかりしてしまうことがあるのは、子供脱毛ならではのリスクと言えるかもしれませんね。

    日焼けによる悪影響を受けやすい

    脱毛後の肌は、普段よりもとてもデリケートになっています。

    バリア機能が低下し、紫外線の影響を受けやすいもの。大人なら念入りなケアで紫外線を防ぐことができますが、子供の場合はどうでしょう。

    登下校や体育の授業など、子供は大人よりも外へ出る機会が多いんです。つまり、必然的に紫外線を浴びる機会も多いのです。

    大人のように万全な対策をとることもできませんので、紫外線や日焼けによる悪影響をダイレクトに受けてしまうのはいかがなものでしょうか。

    そう考えると、子供脱毛はリスクを伴うというのも納得かもしれませんね。

    子供脱毛をするべき!派の理由とは?

    では続いて、子供脱毛をするべきという人の、その理由を紹介していきましょう。

    子供の心を守るという意見もたくさん見られますが、中でも目立っているのが「間違った自己処理で肌を傷つけるリスクをなくす」というもの。

    ムダ毛のことで悩み、両親の理解が得られない子供は自分でムダ毛をなんとかするしかありません。そうなると、お小遣いでも無理なく買えるカミソリなどで処理をすることになるでしょう。

    デリケートな子供の肌にカミソリをあてることは、大人がカミソリを使うこととは比べ物にならないくらい危険なこと。刃の向きを間違えたら、一生消えないほどの傷をつけてしまうこともあるのです。

    このようなリスクを防ぐためにも、安全な方法で脱毛をしてあげたいと思うのでしょうね。これが、子供脱毛をするべきという人の多くの意見です。

    こうしてみると、子供脱毛には様々なリスクがあることが分かりました。

    子供の肌を守るために子供脱毛をするべきではないという人、逆に子供の肌を守るために子供脱毛をするべきだという人、いろいろです。これらはどれも、「子供の肌を守るため」の考え。

    どちらがいいのかは人それぞれですが、どちらにせよリスクは最小限に留めておきたいものですね。

    まとめ!大人と同じ方法での脱毛は危険

    子供脱毛のリスクについてお話ししました。

    子供脱毛には様々なリスクがありますが、どれも子供の肌を守るために懸念してのこと。子供の肌はとてもデリケートなので、むやみやたらと安易な方法でムダ毛を処理するのは危険です。

    どんな方法でも何かしらのリスクは伴うものですが、そのリスクを少なくするために一番いい方法を選んでいけたらいいですね。

    ただ1つ言えることは、大人と同じ方法での脱毛は危険だ、ということ。

    子供に脱毛をするときは、どんな方法であってもリスクがあることを確認し、子供と親で納得してから行うようにしてくださいね。

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