毛深いことは、女性にとって人生を左右すると言っても過言ではないほど強いコンプレックスとなるもの。
最近では女性だけでなく、男性も「毛深いのが嫌だ」と感じている人も多いようですね。毛深いことは不潔に見える、不衛生な感じがすると思われているのです。
では、子供はどうでしょうか。子供であっても、毛深いことで悩むのは当たり前のことです。毛深いという悩みに、年齢も性別も関係ないのでしょうね。
ここでは、子供の「毛深い」という悩みについて、悩みを解決していけたらいいなと思います。
子供が毛深いのは遺伝？
そもそも、なぜ毛深い子供とそうでない子供がいるのでしょう。思春期や二次成長期の頃になると、ワキ毛やアンダーヘアなどが生え始めます。
この発毛は誰にでも起こりうるもので、特別なことではありません。濃さや量に違いはあれど、ワキ毛やアンダーヘアがまったく生えないなんて人はいませんよね。
しかし、ここでいう「毛深さ」とは、ワキやアンダーヘアよりも腕や足などの「目に見える部分」のこと。目立つからこそ、隠しきれなくて悩んでいるのでしょう。
成長期に関係なく生えてくる身体中のムダ毛は、なぜ生えてくるのでしょうか？
ムダ毛の濃さ、すなわち毛深さには個人差が大きく関わっています。そして、その毛深さには遺伝的要素がとても強いのだとか。
両親が毛深いと、子供も毛深くなる確率が高いようです。
たとえば鼻毛などは、生活環境によって長くなることもありますが、腕や足のムダ毛、特に子供の場合は生活環境はあまり関係していません。
遺伝的な問題ということは、個人の努力ではどうすることもできない、ということでもあります。それゆえ、毛深いことは子供の深刻な悩みになってしまうのです。
毛深いことはイジメにつながるって本当？
もしもあなたが、幼稚園や小学生の子供から「腕や足のムダ毛が気になる」といった趣旨のことを相談されたとしたら、どうしますか？
つい、「外見はみんな違うのが当たり前」「そんなことで悩むなんてダメだ」などと、子供の悩みを否定するようなことを言ってしまうのではないでしょうか。
確かに、私たちが子供の頃には、子供脱毛なんていう言葉はありませんでした。子供脱毛という言葉が広く知られ始めたのは、ここ数年のことですよね。
そのため、つい「自分が子供のときには脱毛なんてあり得なかった」と言ってしまいがち。しかし、子供の悩みを真っ向から否定するのはやめましょう。今の時代、毛深いことはイジメにつながることもあるようです。
「え？毛深いことがイジメに？」なんて驚いた人もいるかもしれませんね。もちろん、毛深いことだけがイジメになるわけではありません。
ただ、子供、特に年齢の小さいうちというのは「自分と違うこと」を理由に他の子をからかったりしてしまうもの。そこに悪気や悪意はなくても、言われた方はとても傷ついてしまいますよね。
ムダ毛（体毛）の薄い子が毛深い子をからかうという話は、後を絶たないのです。もしも毛深いことをお友だちにからかわれたりしたら、子供のデリケートな心はあっという間に傷ついてしまうでしょう。
そこからイジメに発展し、不登校になってしまうというケースも少なくないのです。
「たかがムダ毛のこと」と考えず、もしもお子さんがやっとの思いで打ちあけてくれたときには、真摯な思いで受け止めてあげることが大切です。
子供に毛深いことの悩みを相談されたらどうすればいいのか？
では、実際に子供に
- 毛深いことが嫌だ
- 毛深いことをからかわれた
と相談されたら、どう対応したらいいのでしょうか。
直接相談されなくても、お子さんが「体育やプールの授業を休みたがるようになった
」「夏でも長袖や長ズボン、ハイソックスなど肌を隠す服装をする機会が増えた」などの変化が見えたら要注意。言葉にできないだけで、深刻に悩んでいるのかもしれません。
子供の頃から毛深いということは、恐らく大人になっても毛深いまま。「気にするな！」というのではなく、寄り添ってあげられるといいですね。
子供脱毛に通わせる
イジメや不登校に発展してしまう前に、できることなら毛深いという悩みを解決してあげたいもの。ここ数年で子供脱毛もかなりメジャーなものになりましたし、小学生や中学生くらいの子ならサロンで脱毛をしている子もいるかもしれません。
子供が泣くほど悩んでいるのなら、子供脱毛に通わせるのも1つの方法なのではないでしょうか。
子供の悩みを真っ向から否定してしまうと、知識のないまま自己処理をし、肌に一生消えない傷を作ってしまう可能性も否定できません。
電気シェーバーで剃る
もしもお金や時間などの点から子供脱毛に通わせるのが難しい場合は、お母さんが電気シェーバーなどで剃ってあげるといいでしょう。
電気シェーバーなら、カミソリのように肌を傷つけるリスクはほとんどありませんし、肌の角質を削ってしまうこともありません。
毛深いことが強いコンプレックスとなり、人と関わることを嫌がるようになる前に、何らかの方法でコンプレックスを解消してあげましょう。
豆乳ローションなどでケアをして、徐々にムダ毛を目立たなくしていくという方法もおすすめですが、毛深いことですでに悩んでいるお子さんにはあまり向いている対処法とはいえません。
なぜなら、豆乳ローションに即効性はないからです。
まとめ！親子で話し合い一番適している脱毛方法を選択する
子供の「毛深い」という悩みについて、まとめてきました。回りが思う以上に、自分自身の毛深さはとても気になるもの。
子供のデリケートな心をこれ以上傷つけなくてすむように、親としてできる限りのことはしてあげたいですね。
親子できちんと話し合い、どの方法が一番適しているのかをしっかりと決めていきましょう。
子供脱毛に関しては賛否両論ありますが、安全性の確立された脱毛サロンやコースを選べば子供の肌に負担がかかるということはありません。
子供脱毛をするのなら、ディオーネやエピレなど、子供脱毛のコースを設けているサロンを選びましょう。自己処理をする場合は、処理をしたあとのアフターケアも忘れずに。
刃物を使った処理は子供が一人で行うと危ないので、必ず大人の人が見守るかやってあげるようにしてください。
