最近注目を集めているワックス脱毛。興味があるという人も多いのではないでしょうか。欧米では当たり前に行われているワックス脱毛ですが、手作りできるって知っていましたか?
脱毛というと、脱毛サロンやクリニックへ通うというイメージがありますよね。確かに、脱毛(毛を生えにくくする効果のある方法)をするには、基本的にはサロンやクリニックへ通わなければなりません。
しかし、自宅でできる方法もたくさんあります。ワックス脱毛もその1つ。
市販のものもありますが、なんだかんだでコストがかかるというのが難点でもあります。通販限定のものだと、VIO3~4回分くらいの量で5,000円近くするものも。
腕や脚といった広範囲に使用したいと思っていたら、何個買えばいいのか分かりません。そこで、ここでは脱毛ワックスを手作りする方法を紹介したいと思います。脱毛ワックスは、意外と簡単に作れるんですよ!
脱毛ワックスを手作りするメリットとデメリット
まずは、簡単に脱毛ワックスを手作りするときのメリットとデメリットについてお話しします。
コストがかからない
メリットは、なんといってもコストがかからないということ。ほとんどが家にある材料で作れるので、道具を合わせても500円程度しかかからないんですよ。
脱毛サロンでは1部位あたり6,000円くらいかかりますから、この安さはかなり魅力的ですよね。
肌トラブルのリスクが高く失敗する可能性もある
一方デメリットは、肌トラブルのリスクが高いことと、失敗する可能性がある、ということ。
サロンや通販のワックス脱毛は、美容成分を含むものがほとんどです。サロンではアフターケアも念入りに行ってくれますので、比較的肌トラブルが起こりにくいといえます。
しかし手作りのワックスには美容成分などは含まれません。そのため、赤みやかゆみ、毛穴の炎症などが起こるリスクが高くなってしまいます。
手作り脱毛ワックスの材料
では、手作りワックスの材料を紹介します。
ワックス脱毛の材料
砂糖→450g~500g
水→450ml~500ml(砂糖と同量)
レモン汁→50ml~60ml
ハチミツ→50ml~60ml
使う材料は、たったこれだけ。
ハチミツは保湿のために入れるので、脱毛効果だけを求めるのなら使わなくても問題ありません。レモン汁以外は、すべて自宅にある材料ですよね。砂糖は、上白糖かグラニュー糖を使うと煮詰めたときの色の変化が分かりやすいのでおすすめです。
脱毛ワックスの作り方
先ほど用意した材料の他、
- ステンレス鍋またはホーロー鍋
- 木ベラ
- 耐熱容器
この3つの道具を用意してください。
砂糖を煮詰めると200℃近くの高熱になるので、熱に強いステンレス鍋またはホーロー鍋を使います。
プラスチックのヘラだと変形したり溶けたりしてしまうので、必ず木ベラにしてくださいね。作り方は、とっても簡単です。
1、砂糖と水を鍋に入れ、弱火で溶かす
2、レモン汁とハチミツを加え、強火にする
3、沸騰したら中火にし、かき混ぜながら20分~30分煮詰める
4、カラメルソールのような濃い茶色、ハチミツのようなトロトロ状態になったら火を止める
5、15分ほどあら熱をとり、耐熱容器に移す
これで完成です。簡単でしょう?
ワックスは湿気に弱いので、耐熱容器に入れた後、すぐに蓋を閉めるのはNG。湯気が落ち着いてから蓋をするようにしましょう。
出来上がったばかりの手作りワックスは、とても熱いです。すぐに使いたい気持ちは分かりますが、冷めるまで待ってください。ヤケドの恐れがあるからです。
人肌より少し温かいくらいにまで冷めたら、スパチュラで皮膚に直接塗り、薄い布(手拭いなど)を当ててこすりつけ、毛の流れに逆らうように一気に剥がします。
スパチュラは100円ショップにあるアイス作り用の木の棒や、お菓子作り用のスパチュラでも代用可能。清潔なものを用意しましょう。
手作りワックスを失敗しないためのポイント
ネットなどを見ていると、「ワックス作りに失敗した」という人が意外と多いよう。やけにトロトロになってしまったり、粘着力が弱くて脱毛効果が得られなかった…なんてことも。
失敗しないためのポイントをまとめてみました。
- 分量は正確に量る
- 火加減に注意する
- ゆっくりかき混ぜ続ける
分量が違うと、トロトロになってしまったり、固くなりすぎてしまうこともあります。材料はきちんと量りましょう。
そして何よりも大切なのは、火の側を離れないこと。
数分離れただけで焦げてしまうこともあるので、完成するまではきちんと鍋を見ていてくださいね。
まとめ
話題の脱毛ワックスの作り方を紹介しました。ここで紹介したのは、定番で簡単なシュガーワックスですが、もちろんレシピは他にもあります。
初心者の人でも失敗しにくい作り方を紹介したので、初めての人もぜひチャレンジしてみてくださいね。
手作りのワックスは保存料などを一切使用していないので、長期保存はできません。冷蔵庫でおよそ1ヶ月間は保存ができますので、その期間に使いきるようにしてください。
使うときは湯煎にかければ、ほどよい固さになりますよ。